執行役員の仕事と役割を簡単にわかりやすく解説2 執行役員制度の導入
執行役員の仕事と役割2 執行役員制度の導入

6.執行役員制度導入の手順
執行役員制度を導入する際は、まず制度導入の目的や執行役員の役割、権限、責任範囲を明確にします。その上で、取締役会で基本方針を決定し、必要に応じて定款や社内規程を整備します。さらに、対象者の選定、契約関係の整理、社内への周知を行い、執行役員制度が適切に機能する体制を構築します。
7.定款の修正
執行役員は会社法上の機関ではないため、執行役員制度の導入に合わせて機関設計を変更する場合以外は、定款への記載は必ずしも必要ではありません。ただし、制度の位置付けを明確にするため、定款に執行役員を設置することができる旨や、執行役員の選解任手続、任期や義務について規定する会社もあります。
8.執行役員規程の作成
執行役員規程の作成は法律上、求められるものではありませんが、執行役員制度を適切に運用するためには、執行役員規程の整備が不可欠であるといえます。具体的には、執行役員の職務、権限、責任、選解任手続、任期、報酬、義務などを定めた上で、執行役員から合意・承諾を得るようにします。
9.就業規則、社内規程の修正
執行役員の導入に伴い、既存の就業規則や社内規程との整合性を確認する必要があります。特に、取締役会規則等に執行役員制度と矛盾する規定がある場合や、執行役員について就業規則や賃金規程の内容と異なる賃金や労働条件を定める場合は、必要な調整を行うことが求められます。
10.契約書、就任承諾書、誓約書
執行役員の就任にあたっては、会社との関係を明確にするため、契約書、就任承諾書や誓約書を作成することが考えられます。これらの書類には執行役員の忠実義務、競業避止義務などを定めます。また、執行役員は高度な企業秘密を扱う立場であることから、秘密保持義務に関する規定も設けておくとよいでしょう。
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